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メンバーカード

メンバーは、ユーザー名とパスワードを入力する代わりに、端末でカードをかざしてセッションを開始できます。

カードには何も書き込みません。リーダーはカード自身の工場出荷時のシリアル番号を打ち込むだけで、HandyCafeはその番号をメンバーレコードに結び付けます。だからこそ、紛失したカードはワンクリックで失効させられ、メンバーの残高と履歴はそのまま残ります。


必要なもの

リーダー

キーボードエミュレーションモードのUSBリーダー。HID keyboard wedge や keyboard-out という名前でも売られています。カードをかざすとシリアル番号を打ち込み、Enter を押します。人が手で入力したのと同じ形です。インストールするドライバーも、設定するポートもありません。

PC/SC のリーダーは対応していません。ドライバーと、カードと通信するアプリケーションが必要になるためです。間違って買われることが最も多いのが、工場出荷状態の ACR122U です。一部の PC/SC リーダーにはキーボードモードへ切り替えるユーティリティが付属しており、その場合は使えます。

判定はひとつのテストで済みます。メモ帳を開いてカードをかざしてください。番号が出れば HandyCafe からも見えます。何も出なければ、HandyCafe 側のどの設定でも解決しません。

周波数

リーダーとカードは同じ帯域でなければなりません。125 kHz のリーダーは 13.56 MHz のカードを読めません。逆も同じです。両方に対応するデュアルバンドのリーダーもあります。

帯域 よく使われるカード
125 kHz EM4100、EM4102、T5577、HID Prox。まとめ買いされる安価な白カードやキーホルダー
13.56 MHz MIFARE Classic 1K と 4K、MIFARE Ultralight、NTAG213、NTAG215、NTAG216、MIFARE DESFire、ISO 15693 / ICODE

どちらの帯域でも動きます。どちらを買うかは価格と入手性の問題で、HandyCafe の問題ではありません。

カード

リーダーが工場出荷時のシリアル番号を読み取れるカードやキーホルダーであれば何でも使えます。記号を取り除いたあとの番号は 8 文字から 32 文字である必要があり、上記のカードはすべてこれを満たします。

無地のカードで十分です。カードには何も書き込みません。エンコード作業も、購入すべき書き込み装置もありません。印刷入りのカードも同じように動きます。

スマートフォンは使えません。Android と iOS はかざすたびに新しいランダムなシリアル番号を返します。そのため二回かざしたスマートフォンは、二枚の別のカードに見えます。

リーダーの設定

ほとんどのリーダーはそのまま使える状態で届きます。設定できる場合、重要なのは次の項目です。

設定 何にするか
出力形式 16進数でも10進数でも、どちらも受け付けます
接尾文字 Enter または Tab。接尾文字がないと読み取りは送信されません
区切り文字 バイト間のコロン、ハイフン、スペースは自動で取り除かれます。無効にする必要はありません
リーダーのキーボード配列 US または QWERTY のままにします

最後の項目には一言添えます。パソコン側の Windows キーボード配列は関係ありません。 HandyCafe はキーの物理的な位置を読み取ります。トルコ語 F、AZERTY、QWERTZ のマシンでも、何も変更せずにカードを正しく読み取れます。関係するのはリーダー内部に保存された配列です。ドイツ語 QWERTZ に設定されたリーダーは、Z を意図した場所で Y を送ります。同じカードでも番号が変わってしまいます。

どの席も同じリーダー機種で

リーダーの機種が違うと、同じカードを別の形で報告することがあります。一方が16進数を送るところで、もう一方は10進数を送ります。バイト順を逆にする機種もあります。カウンターである機種で登録したカードが、別の機種を使う席では認識されないことになります。カードを読む機械にはすべて同じ機種を用意してください。


カードログインを有効にする

設定を開き、クライアントを選びます。NFCカードログインのブロックを探してください。

会員のカードサインインを許可するをオンにしてから、モードを選びます。

モード 動作
どのカードでも可 手元にあるカードをそのままカウンターでメンバーに結び付けられます。事前の準備は不要です
自店のカードのみ カードをあらかじめ在庫に登録しておく必要があります。在庫にないカードはメンバーに発行できません

自店のカードのみは、お客様が持っている交通系カードや入館証が、そのままログイン資格情報になってしまうのを防ぐためのモードです。自分でカードを購入して配る運用なら、こちらを選んでください。


カード在庫

カード在庫は、自店が所有するカードの一覧です。設定ブロック、またはメンバーページのカード在庫から開きます。

カードを登録するには、カード在庫を選んでカードをかざし始めます。読み取ったカードはその場で在庫に加わります。手元の束をまとめて一度に登録できます。作業中は登録した枚数が表示されます。かざす前にロットのメモを入力しておくと、そのまとまりに目印を付けられます。

在庫の各カードにはステータスがあります。

ステータス 意味
在庫あり 登録済みで、いつでも発行できます
発行済み メンバーに割り当て済みで、セッションを開始できます
紛失 紛失として登録されています。すぐに使えなくなります
利用停止 破損などの理由で運用から外れています

一覧にはカード番号、ステータス、メンバー、メモ、登録日、最終利用が表示されます。表示されるのは最近のカードだけです。それより古いものは検索で呼び出してください。


メンバーへのカードの発行

メンバーページでメンバーを開き、カードを発行を選びます。リーダーにカードをかざします。読み取った時点でカードが結び付きます。

1人のメンバーが複数のカードを持てます。メンバーが持っているカードは、それぞれの発行日とともにそのメンバーのパネルに一覧表示されます。

カードログインがオフの場合でも、発行そのものは行えます。機能を有効にするまでそのカードではセッションを開始できない旨の警告が表示されます。


カードの回収

発行済みのカードには3つの操作があります。

  • 在庫に戻す:カードが在庫に戻り、セッションを開始できなくなります。メンバーの残高と履歴はそのまま残ります。
  • 紛失として登録:カードはすぐに使えなくなります。準備ができたら、メンバーに新しいカードをお渡しください。
  • 利用停止:カードでセッションを開始できなくなり、運用から外れます。破損したカードにはこちらを使います。

利用停止や紛失のカードは、カードを在庫に戻すで在庫へ戻せます。カードが実際に手元へ返ってきたときだけ実行してください。

削除できるのは、一度も発行していないカードだけです。すでに流通したカードは、削除ではなく利用停止にしてください。


権限

カードの発行、回収、失効にはパスワードの変更権限が必要です。そのアカウントを開けるカードを人に渡すことは、パスワードをリセットするのと同じ重みを持ちます。

デフォルトのキャッシャーロールにはこの権限が含まれていません。すでに運用中のインストールでは、権限を付与するまでキャッシャーはカードを発行できません。キャッシャーロールと権限を参照してください。


端末でのカードログインの挙動

カードログインは、パスワードによるログインとまったく同じ確認を通ります。アンチチートの状態、デバイスロック、メンバーが有効かどうか、残高があるかどうか、そして1人1席のルールです。パスワードで開けないセッションは、カードでも開けません。

カードの経路には独自のレート制限があり、端末ごとに1分あたり12回の読み取り失敗までです。カードの拒否はパスワードの試行回数には加算されません。数回かざし損ねただけで、その端末が全員にとって使えなくなっていたためです。


よくあるメッセージ

メッセージ 意味
このカードはすでに会員に発行されています 別の人に発行する前に、在庫へ戻してください
このカードは在庫にありません 「自店のカードのみ」モードです。先にカード在庫で登録してください
このカードは紛失として登録されています すでに失効しています。新しいカードを発行してください
このカードは利用停止になっています カードが手元にあるなら、在庫に戻してください
リーダーから読み取れないカード番号が届きました リーダーがカードのシリアル番号ではないものを打ち込んでいます。リーダー自身のキーボード配列と出力形式を確認してください
まだ何も読み取れていません リーダーが接続されていないか、キーボードエミュレーションモードになっていません。メモ帳でカードをかざして確認してください
同じカードが別の席で認識されません その席のリーダーは機種が違います。すべてのリーダーが同じ形でカードを報告するわけではありません
このカードは以前に発行したことがあるため削除できません 代わりに利用停止にしてください

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