IPログとアクセス記録
多くの国では、どのお客様がどの端末をいつ使ったかを記録することが、インターネットカフェに義務付けられています。ログページのIPログタブは、そのアクセス記録を保持します。
アクセス記録はHandyCafeのデータベースには保存されません。1日につき1つのプレーンテキストファイルとして書き出されます。各ファイルはデータベースの外に置かれ、チェックサムで封印されます。そのため、封印後にファイルが変更されれば検知できます。
アクセスログを有効にする
アクセスログは、有効にするまで動きません。設定を開き、セキュリティを選びます。**アクセスログ(IPログ)**のブロックを探してください。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| アクセスログを有効にする | 各デバイスの内部IPアドレス、MACアドレス、セッションの利用状況を日次ファイルに記録します |
| 外部接続を記録する | 外部接続の接続先IPアドレスとポートも記録します。ログの量は目に見えて増えます |
| 宛先ドメインを記録する | 各宛先IPを、その端末が解決したドメインに関連付けます |
| 接続元のアプリケーションを記録する | chrome.exe のように、端末上のどのプログラムが接続を開いたかを記録します |
| 保存期間(日) | 日次ファイルを保存する期間です。730日(2年)はトルコの5651号法が定める保存義務に対応します |
| 店舗の固定グローバルIPアドレス | プロバイダーがこの店舗に割り当てた固定のグローバルIPです |
下の4つの設定は、その上にある設定がオンのときだけ表示されます。宛先ドメインと接続元アプリケーションは、どちらも外部接続の記録の下に置かれています。
クライアントのバージョン要件
宛先ドメインの取得には、Windowsでクライアント5.0.14以上が必要です。接続元アプリケーションの取得にはクライアント5.0.15以上が必要です。それより古いクライアントは、これらの項目を含まない基本的な記録を送り続けます。
ブラウザ内でセキュアDNSを使って解決されたドメインは、端末からは見えません。これらは記録されません。
ドメインについての注意
訪問したドメインは、IPアドレスよりもはるかに多くをお客様について語ります。宛先ドメインを記録するをオンにする前に、現地のデータ保護義務を確認してください。ほとんどの保存義務は、接続を記録するだけで満たせます。
固定グローバルIPの欄
規制では通常、端末の内部アドレスと並べて、店舗が共有しているグローバルアドレスの記録が求められます。プロバイダーが割り当てた固定グローバルIPをここに入力してください。固定IPのない店舗では空欄のままにします。
記録の見方
ログページを開き、IPログタブを選びます。この画面の見出しはアクセス記録です。
記録の種類
| フィルター | 表示内容 |
|---|---|
| セッション | デバイスの接続・切断イベントと、セッションの開始・終了 |
| 接続 | 端末からの外部接続 |
| すべて | 両方をまとめて表示 |
イベントの種類
| イベント | 意味 |
|---|---|
| デバイス接続 | 端末がネットワーク上に現れました |
| デバイス切断 | 端末がネットワークから離れました |
| セッション開始 | 端末でセッションが開始されました |
| セッション終了 | セッションが終了しました |
| 外部接続 | 端末が外部接続を開きました |
列
イベント、PC、ユーザー、ローカルIP、MAC、接続先、プロトコル、グローバルIPです。メンバーのいないセッションでは、ユーザーの欄にゲストと表示されます。
記録を選ぶと詳細が開きます。詳細には、メンバーID、セッションID、リモートIPとポート、ローカルポート、解決されたドメイン、接続元のアプリケーション、生ログ行が加わります。生ログ行は、法的な照会に応じるためにコピーできます。
移動と検索
この画面は1日単位で動き、前日と翌日で移動します。フリーテキスト検索はIPアドレス、MACアドレス、ホスト名、メンバー、ドメインを対象とします。プロトコルとイベントのフィルターでさらに絞り込めます。
セッションの記録からこのPCの接続を表示を選ぶと、その端末の接続一覧へ移動します。
31日を超える期間を指定すると警告が表示されます。表示件数が制限される場合があります。
日次ファイルの完全性
1日分が1つのファイルです。その日が終わるとファイルは封印され、.log.zst に圧縮されます。日次ファイルの完全性パネルには次の項目が表示されます。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| ファイル名 | ディスク上の日次ファイル |
| サイズとディスク上のサイズ | 記録そのもののサイズと、圧縮後のサイズ |
| 行数 | その日に含まれる記録の件数 |
| 現在のSHA-256 | 現時点でのファイルのチェックサム |
| 前日のハッシュ | 前日のチェックサム。日ごとのファイルを鎖のようにつなぎます |
| 封印日時 | その日が締められ、封印された日時 |
日付の横に表示される状態は、次のいずれかです。
- 検証済み:ファイルは記録されたチェックサムと一致しています。
- 改ざんあり:ファイルが一致しません。封印後に誰かが変更しています。
- ファイルなし:その日の記録がありません。
各日次ファイルが前日のチェックサムを持っているため、1日分でも削除したり編集したりすると、その時点から先の鎖が切れます。
日次ファイルをエクスポートは、当局へ提出するためにその日のファイルの写しを書き出します。
ファイルの保存場所
アクセスログの日次ファイルは、アプリケーションログやデータベースとは別の専用フォルダーに置かれます。場所は設定のフォルダーにあるIPログフォルダーのブロックで変更します。新しい場所はアプリを再起動しなくても直ちに適用されます。
フォルダーの場所を参照してください。
法令遵守についての注意
HandyCafeはアクセスデータを記録し、保存します。ただし、保存しているだけで店舗が法令に適合するわけではありません。届出義務、掲示義務、フィルタリング義務、当局が求める提出形式は国ごとに異なります。ご自身の義務は現地の専門家に確認してください。